ご面談の現場から⑦

未来予想図-その2-

34歳/シングルマザーの方の場合。

 

突然の離婚を機に書き換えられた彼女の『未来予想図』。
そんな彼女が、この業界でお仕事をされるにあたり重要視したのは下記の5項目。

<1> 昼間の時間帯でも出来るだけ安定した収入を得ること。
<2> 出来れば『女の子の日』でもお仕事ができるサービスであること。
<3> カラダを見せたり性病を心配するようなお仕事でないこと。
<4> 辞めようと思ったときにスムーズに辞めさせてくれるお店であること。
<5> 出来ることなら自分の将来にも役立てる部分があること。

現代はネット社会。
気になる情報はインターネットで検索すれば大体の実像を掴むことが出来る時代です。

昔であれば図書館に行き百科事典を手にして調べないと判らなかったようなことも、今は手元のディスプレイで昼夜問わずに教えてくれる[スピード]も携えて、調べものだけでなくショッピングやゲーム、友達とのコミュニケーションなどなど、インターネットは人間のライフスタイルや時間の使い方を確実に変えました。

彼女は数日間、お子様の登校後や就寝後などに集中して自分のスマホで情報収集に明け暮れました。
そんな中、ソープやヘルス、オナクラやピンサロなどの違いもサッパリ判らない彼女にとって『エステ』というワードだけはチョット身近で、イメージを膨らますことが出来たようです。
彼女は『風俗エステ』と言うジャンルに絞って、彼女なりの情報収集をスタートさせていきました。
エステと一言で言ってもイロイロなサービスのお店があることや数多くの高収入アルバイト情報サイトがあること、そして、男性向けの風俗サイトやクチコミサイトまで彼女なりに様々な情報を集めてみたようです。

先日、当店に無事に入店された彼女にお伺いしたところ、

『いろいろと情報集めをしてドコのお店も自分の希望に合うように思えて決めきれないでいたけれど、そんな中、アルバイト情報サイトに書いてあった「お客様向けのホームページを見てみましょう！」ってアドバイスが自分にとっては一番タメになりました。』

とお話しされていました。
このサイトもそうですがインターネットで求人情報を紹介をしているのはお店の広告手段の一つ。
新聞の折り込みチラシやコンビニで売っているアルバイト情報誌などと同様、当然ですが、お仕事先を探されている方の目に留まって問合せを頂くことが『広告』としての使命となります。

『このお店のサービス内容なら自分の希望通り！』
『1日平均５万以上確実なんて凄い！！』

心を動かされる文面を目にしたときには、そのお店のお客様向けのホームページを見てみる。
広告の内容と相違なさそうなときには、女性側やお客様からのお店の評判なども一応調べてみる。
彼女は3日間ほど、このような順番でいろいろなお店を検討したようです。

・ トップレスオプション等はNGでも歓迎！って書いてあっても、オプション求めてくるお客様ばかり。
・ オールヌードやヘルスサービスのオプションを取ることにより収入が倍増してその金額になる。

広告は決してウソではないけれど、どうやら、どこのお店でも『ただし・・・』って条件がありそう・・・。

『風俗のお仕事だもの。このお仕事で収入を得ると言うのは、やっぱりそんなに甘いものじゃない。やはりカラダを見せなければいけないかな。。。』

一度はこの業界でお仕事をしようと決めた彼女の決断は自分なりに調べれば調べるほど揺らぎ始め、自分が大事にしたいと思っていた5項目を守ることはムリなんだなと諦めかけていきました。

『ちょっと自分の希望とは違うけどイマジン東京さんに問合せをしてみようかな・・・』

実は、彼女のお仕事探しは『渋谷』『新宿』『池袋』エリアが先述の5項目より前の大前提だったようです。
理由としては、

『自分が行き慣れているエリアだし、ヒトも多いし風俗が盛んなエリアだから高収入に繋がるだろう。』

とのことでした。
ソープの吉原エリア同様、風俗エリアとして一般的に思い浮かべるのは上記の3エリアが多いのが実情です。

『そもそも、五反田はプライベートで行ったこともないし街のイメージなんて全く湧かない。』
『そもそも、15年も営業してて100人も在籍しているようなお店なんて未経験のワタシなどムリ。』

この二つの『そもそも』があったことから、彼女の中で『イマジン東京』は当初から、それこそ[無意識]に近いレベルで候補から外されていたとのことでした。

それでも、高収入情報サイトで『エステ』『脱がない』『昼間勤務』など自分の希望キーワードを入れて検索すると必ずのようにヒットしていた『イマジン東京』と言う名前は、これもきっと[無意識]に近いレベルで彼女のアタマの中に残ってくれていたのでしょう。

そんな消去法の流れの中で彼女の選択肢にかろうじて残った『イマジン東京』。
そして彼女は、サラッとは見たことのある(笑)『イマジン東京』のリクルートサイトをじっくりとみることにしたのです。

では、次回『未来予想図-その3-』に続く…………ハズ(>_<)